日田彦山線は北部九州の「あったか」で「スロー」なローカル線です

駅長インタビュー第3弾 田川後藤寺駅長 山﨑幸盛さん

各駅長にJR日田彦山線について語っていただくコーナーの第3弾です。
今回は、日田彦山線を統括する田川後藤寺駅長の山﨑幸盛(やまさきゆきもり)さんへのインタビューを行いました。

---田川後藤寺駅の駅長になられた経緯を教えてください。---
山﨑駅長
「折尾駅、博多駅、南福岡駅の勤務を経て、平成22年12月5日に田川後藤寺駅長に就任しました。これまでは、比較的乗降客数が多い大きな駅ばかりでの勤務であったので、田川後藤寺駅に来た時は、のどかで静かな駅だと感じました。田川市で勤務するのは初めてですので、いろいろ新しいことばかりで新鮮です。」
 
山﨑駅長は鹿児島県出身。運輸畑を歩んでこられたベテラン鉄道マンです。
ひたひこウォーキングでは、ウォーキング中に事故が起きないように、いつも参加者を見守ってくれています。

---田川後藤寺駅について教えてください---
山﨑駅長
「田川後藤寺駅は、日田彦山線と後藤寺線、平成筑豊鉄道の糸田線との乗り換え駅である田川市の主要駅です。かつては田川地区の鉄道基地として、SL機関車がたくさん停車してにぎわっていました。」

  地元の二村写真館寄贈のSL写真

山﨑駅長
「ホームをつなぐ跨線橋の柱は鉄道レールを利用しています。」
「ホームの奥には給油設備もあり、今も給油している車両が停まっています。ディーゼル気動車ならではの光景ですね。」
 
  鉄道レールで跨線橋を補強しています

---駅長業務で大変なことは?---
山﨑駅長
「まずはお客様に利用しやすい駅づくりを目指して、日々対策を考えています。」
「目下の課題は、お客様に高齢者の方が多いのですが、列車の乗り換えでは跨線橋を上らなければならず、お年寄りや体の不自由な方には乗り換えが大変です。駅のバリアフリー化を急がなければいけません。そこで現在、スロープ設置を検討しているところです。」

  スロープ化が待ち遠しい

山﨑駅長
「現在のダイヤでは、列車の乗り換え時間が1~2分しかとれていませんので、お年寄りが安全に乗り換えていただくには5分ぐらいとりたいところです。ただ、路線全体のダイヤ編成に影響してくることでもありますので、調整がとても大変ですね。その他、車両編成の見直しの検討も行っています。田川後藤寺駅は、構内がとても広いので、雑草対策や安全対策なども限られた人員で作業を行っているため、とても大変です。」

  線路点検作業中の様子

---駅長は、お休みの日は何をされていますか?---
山﨑駅長
「趣味は海釣りです。主に磯釣りですね。大分や鹿児島方面の磯にイシダイやメジナなどを釣りに出かけています。以前は、月に4~5回は出かけていましたが、最近は忙しくてあまり行けませんね。」

---周辺のおすすめ情報を教えてください。---
山﨑駅長
「やはり山本作兵衛氏の描いた炭鉱画などが『世界記憶遺産』に登録されましたので、田川市立石炭・歴史博物館にぜひ見に行かれたらよいかと思います。田川では今一番ホットな場所になっています。」
「グルメでは、“若とり”という鶏料理のお店の唐揚げ定食が美味しいですよ。」
 
若とり定食は700円。
あげたての鶏の唐揚げはとてもジューシーです!ごはんも”鶏めし”でだしがきいてて美味しい!
→ とり料理 「若とり」(田川市本町3-29) TEL:0947-42-7523

山﨑駅長
「後藤寺商店街には、ひたひこウォーキングでも大変お世話になっている“一二三屋(ひふみや)”という美味しい和菓子屋さんがあります。」
 

 
塩豆大福(1個180円)は、ほどよい甘さと塩加減がばっちり。
お豆もたっぷりはいっていて、とても美味しいです!
その他、お祝い物で注文する紅白饅頭やお赤飯もあります(要予約)。
→ 御菓子司 「一二三屋(ひふみや)」(田川市上本町3-21) TEL:0947-46-1238

---みなさんに何か伝えたいことはありますか?---
山﨑駅長
「日田彦山線は以前の石炭や木材といった貨物輸送から人員輸送への転換の中で、マイカーの普及などにより、利用者が少なくなっています。昔炭鉱で栄えていたこの路線をきちんと維持していくことが私達の役目であると思っています。」
「地域密着を合言葉に、駅員一同皆様に愛される駅となるよう日々努力していますので、ぜひ鉄道をご利用ください。」

<編集後記>
 山﨑駅長は、JR日田彦山線の石田駅から今山駅までの26駅とJR後藤寺線全線を管轄する駅長さんです。無人駅も多く、その管理業務はとても大変そうでした。小さくかわいらしい駅舎では、少数精鋭の駅員さんたちがとても忙しそうに業務をこなしていました。
 山﨑駅長の話しでは、日田彦山線周辺では、冬は雪が積もることが多く、多いときは20cmほどにもなるということです。これから積雪対策に向けての準備が続き、年末も重なりとても業務が忙しい中での取材対応、どうもありがとうございました!

2011年11月28日 未分類